本研究に関連して、英国インペリアルカレッジ・ロンドンの分子病理学の世界的権威であるジェリー・トーマス教授†と国立原子力研究所(National Nuclear Laboratory)のアンドリュー・シェリー教授‡が来所され、敦賀市民との意見交換を目的とした講演会を開催しました*。当日は天候が悪く、あいにくの吹雪でしたが、勉強会Aグループの参加者との間で貴重な意見交換を行うことができました。
†ジェリー・トーマス教授
英国インペリアルカレッジ・ロンドン分子病理学 教授
英国インペリアルカレッジNHSゲノム医学センター 所長
チェルノブイリ細胞(tissue)バンク 所長
分子病理学及びバイオバンクが専門。放射線の健康リスクコミュニケーションの重要性を説く専門家で、チェルノブイリ事故後の精神的影響の知見を活かすため、原子力事故後の福島にも訪れている。
‡アンドリュー・シェリー教授
英国国立原子力研究所(National Nuclear Laboratory)主任科学者
英国マンチェスター大学ドルトン原子力研究所 前所長
福島事故後に国内外のメディアに精力的に発信を行う原子力コミュニケーションの専門家。
2015年3月10日(火)19:00-21:00
福井大学附属国際原子力工学研究所第2講義室 福井県敦賀市鉄輪町1-2-4
19:00-20:00 Public Engagement with Nuclear Energy「原子力における公衆参画」
アンドリュー・シェリー教授 (UK National Nuclear Laboratory)
20:00-21:00 Communicating Health Risks from Nuclear Accidents
「原子力事故からの健康リスクコミュニケーション」
ジェリー・トーマス教授 (Imperial College London)
*本講演会は資源エネルギー庁若狭地域担当官事務所の主催ならびに在日英国大使館のご協力により
開催されました。